恐怖の明細…
こんにちは、アシスタントMです。
北陸では連日降り続いた雪は落ち着いたようですが、日が出てきた所もありますので屋根からの落雪などにご注意ください。
さて、今年に入ってから電気料金の値上げの話題が止まりませんね

先月は、何件かのお客様から電気料金が上がっている!とのお問い合わせをいただき、ニュースでも「電気代10万円超えた~」などの声が聞こえるなど、大変な状況になっております。
我が家は二世帯住宅+事務所併設、春と秋以外は常にエアコン2~3台が24時間稼働しているオール電化のため、きっと莫大な金額になっているだろうと心配になり、早速調べてみることにしました。

まだ10万円を超えるほどではありませんでしたが、一年前の同じ月と比較してみると使用量が減っているのに、電気料金が上がっているという悲しい現状が見えてきました…さらに、この時期北陸は日照時間も短いため太陽光売電も期待出来ません

まずはこの状況を知るために、先日ちょうど行われていた「北陸電力㈱」主催の説明会へ足を運んで来ました。
北陸3県を主に管轄する北陸電力では昨年、2023年の4月より電気料金を平均45.84%値上げするという発表をしました。この本格的な値上げは、1980年以来43年ぶりの値上げだそうです。
値上げの背景には、世界的な資源価格高騰、ウクライナ紛争、円安などの影響で燃料費および電力調達コストが大幅に増加し、過去の危機的状況(オイルショック、震災直後など)をはるかに上回る損失が出たため、もはや企業努力ではカバーしきれないという現状があります。
すでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、電気料金の主な構成は、「基本料金」と燃料費調整額が含まれている「電力量料金」です。
燃料費調整額とは、「燃料費調整制度」(事業者の効率化努力のおよばない燃料価格や為替レートの影響を外部化することにより、事業者の経営効率化の成果を明確にし、経済情勢の変化を出来る限り迅速に料金に反映させると同時に、事業者の経営環境の安定を図ることを目的とし平成8年1月に導入された。 経済産業省 資源エネルギー庁より抜粋)に基づいて算定される金額で、今回の恐ろしい電気料金の明細は、電力量が増える冬であることと、世界情勢による燃料費の増大が原因でありました。
国からの補助もあり一旦は落ち着くようですが、4月からの値上がりは確定しているので、さらなる恐怖が待っています。

北陸電力サイト、「今すぐできる くらしの省エネ術」を参考にして、節電に励みたいと思います。

2023-02-02(Thu)